strandberg Japan Factory Order Tour

吉田です。

 

去る2018年2月、限られた国内strandberg正規ディーラーのみに許されたstrandberg Japan Factory Order Tourに参加してまいりました。約半年の時を経て遂にCustomモデルが完成、当店に入荷となりました。

本日は工場の製造過程も交えつつ、オーダーモデルをご紹介いたします。

 

 

全体の流れは、 独自の仕入ルートにより希少かつハイグレードな木材を多数保有している Sugi Guitars にて木材選定を行い、

その後、日本製のJ Seriesを製造するDyna Musical Instrumentにて、工場の製造行程を見学し、スペックを決定~オーダーいたします。

 

 

先日blogでもご紹介いたしました Sugi Guitars へ木材選定へ

 

訪れるたびに驚きのある木材群の数々は毎回驚かされます。

 

フィギュアドやバールのメイプルは当然、美しい材がありましたが、過去に無い1本をオーダーしたい!という思いからいろいろ物色していると・・・・・

 

 

ありました。

 

Sugi Guitarsの杉本氏にも使用の了承をいただき、国内代理店であるLeqitique代表のShun Nokina氏にもお墨付きをいただきました。

 

 

 

マッカーサーエボニーです。

 

海外では既にエキゾチックウッドの中でもかなり人気の木材で、ボディトップ材に使えるサイズは希少なようですが良いタイミングでストックがあったようです。杉本氏に感謝。

 

 

 

その後、日本製strandbergの製造拠点であるDyna Musical Instrumentに到着した頃には日も暮れてきました。

こちらも平素よりODMブランドである D-SOUND GEAR と、そのオリジナルモデルのオーダーで当店と親交の深いファクトリー。

 

 

せっかくなら日頃のリレーションを生かしたオーダーができないものかと思慮しながら、strandbergの製造工程を拝見いたします。

 

 

 

ちょうどLEDA氏シグネチャーモデルのファーストロットを製作中でした。

 

 

国内最大級のファクトリーだけあって大型機械をフル活用し、 strandberg のような非常に特殊な構造のギターでも、精密な工程を経て高い品質とコストバランスを上手く製品に昇華しています。この価格でstrandbergを日本国内で作れるのはダイナ楽器だけではないでしょうか。

訪れたのが遅い時間帯だったため写真には収められませんでしたが、組込みやフィニッシュ等々ギターに命を宿す重要な工程は、職人の手により1本1本仕上げられています。この辺りはオリジナルモデルのディスカッションの際にも拝見しておりますダイナ楽器の強みのひとつです。

 

 

と、一通りファクトリーを拝見したところで、再び頭をオーダーモードに切り替え。

 

 

思い起こせば楽器フェアで衝撃を受けたあのフィニッシュ、あれをstrandbergに採用できないか・・・・・

ダイナ楽器の宮坂氏、岡田氏、そしてShun Nokina氏にも確認いただき快く引き受けてくださいました。

ありがとうございます!

 

 

あれから半年、、、、完成したモデルがこちらです!

 

 

 

それでは strandberg Boden の基本スペックからレビューいたします。

 

カスタムショップ製に勝るとも劣らない、日本製ならではの精度・完成度の高さを誇るJ Customシリーズ。Jシリーズは生産本数が少なく、ほぼ国内流通のみとなっておりますが海外からも高く評価されています。

 

 

近年多弦ギターやダウンチューニングにおいて有用さが認知されているファンフレット。

各弦のスケールが異なることで、低音弦では曇らずハリのあるサウンドを保ち、高音弦では従来の演奏性を損なわないマルチスケールは、テンションノートを含んだ和音も美しく響きます。

 

 

ステンレス製のフレットは磨耗に強く、サスティンに優れており、また0フレットの採用により開放弦との音色の差による違和感もありません。
ストランドバーグが特許を取得した台形シェイプの EndurNeck

 

ローからハイポジションへ移るに従い、平面が低音弦側から徐々に高音弦側へ移動します。クラシカルフォームに特化されたそのシェイプは、従来のネックシェイプでは得られない極上の演奏性が得られます。
コンパクトなシェイプは座って弾く際に、一般的な右脚に乗せるスタイルでも、クラシックギターのように左脚に乗せるスタイルでも対応できるようデザインされ、重量は2kg前後と非常に軽量。

ヘッドレス構造によりペグと一体化した独自のブリッジは硬質で軽量なアルミ製で、専用弦は不要・交換作業も容易です。

革新的なスペックで構成されているstrandbergですが、増え続けるユーザーとそのプレイがハイクオリティなギターであることを実証しています。

 

 

それでは各モデル毎にご紹介。

 

strandberg
Boden J6 Custom – Macassar Ebony

 

本機の顔となるトップ材のは前述の通り、国内最高峰のマテリアルをストックしているSugi Musical Instrumentにて現地選定した極上のマッカーサーエボニー。

 

ネック材は剛性の高いウェンジ+ウォルナット。

 

エボニー指板と相まってサウンドの立ち上がりの良さに加え、ウェンジ由来の重厚感も本機ならではと言えます。

 

サウンドはウッドマテリアルから想起されるような硬質さはなく、アコースティカルな響きを感じます。歪ませてもギターらしい濃密なミッドレンジとヌケ感が良いバランスで共存しています。フィッシュマンPUもアクティブながらクリーンでも非常にナチュラル。

 

 

 

strandberg
Boden J6 Custom – Sun Burns

 

従来より当店と関係の深かったダイナファクトリーだからこそ成し得たオリジナルフィニッシュが、異彩を放つ1本。

 

木材の含水率を低くしたローステッドメイプルの内部にはカーボンファイバーが仕込まれており、反りに強く、またサウンドの立ち上がりが良く、早いパッセージでの追従性も抜群。

 

ピックアップにはハンドワイヤリング Bare Knuckle Bootcampを搭載。ややオープンでダイナミックなトーンを有し、硬質なウッドマテリアルでも適度なタイトさとしなやかさを共存した稀有なサウンドを獲得しています。クリーン~ハイゲインまであらゆるサウンドメイクに適応し、コイルタップも可能で、djent御用達のスラップまでもカバーする高いポテンシャルを秘めています。

 

 

strandberg
Boden J6 Custom – Vortical Northern Lights

 

本機もオリジナルフィニッシュ+ネック材はローステッドメイプル。 ピックアップにはFishman Fluence Modern Alnicoを搭載。

耳なじみの良い澄んだサウンドの中にも立体感あるローミッドが良いバランスで共存しています。フラットピック・フィンガー・タッピング等を織り交ぜても程よく粒立ちが揃い滑らかに演奏できますし、深く歪ませた早いパッセージでも、ミュートにもタイトに追従します。

 

 

個体毎の詳細写真やスペックは画像のリンクよりご覧いただけます。

 

 

 

以上、オリジナルファクトリーオーダーモデルいかがだったでしょうか?ぜひ世界に1本のモデルで新たなインスピレーションを奏でてください。

 

strandberg Stock List